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【2024年度最新】日本にいる留学生の現状は?増加の背景と今後の展望
専門学校で学ぶ留学生の増加傾向
JASSOのデータによると、専修学校(専門課程)への留学生が前年比で64.9%増と大きく伸びています。
在学段階 | 留学生数(人) | 前年度比増減 | ||
---|---|---|---|---|
令和6年度 | 令和5年度 | 人数(人) | 増減率(%) | |
大学院 | 58,215 | 55,539 | 2,676 | 4.8 |
大学(学部) | 87,421 | 80,362 | 7,059 | 8.8 |
短期大学 | 3,265 | 1,955 | 1,310 | 67.0 |
高等専門学校 | 506 | 501 | 5 | 1.0 |
専修学校(専門課程) | 76,402 | 46,325 | 30,077 | 64.9 |
準備教育課程 | 3,658 | 3,873 | ▲215 | ▲5.6 |
日本語教育機関 | 107,241 | 90,719 | 16,522 | 18.2 |
2024(令和6)年度外国人留学生在籍状況調査結果・令和7年4月
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
専門学校生増加の背景
実践的なスキル習得への関心の高まり:
専門学校は、大学のような学術研究よりも、特定の職業に直結する実践的なスキルを学ぶ場です。留学生は、卒業後すぐに日本で就職することを目的としており、専門学校での学びは、その目標に最も適していると見なされています。
日本語学校からの進学ルート:
多くの留学生は、まず日本語学校で日本語を学び、その後に専門学校へ進学します。日本の労働力不足が深刻化する中、専門学校は外国人留学生を重要な人材供給源と位置づけており、積極的に受け入れを進めています。
就職への直接的な道: 専門学校の多くは、就職支援に力を入れています。留学生は、在学中に専門知識を身につけ、日本語能力を向上させることで、日本の労働市場で競争力を高めることができます。この「日本語+専門スキル」という組み合わせが、就職を希望する留学生にとって魅力的なルートとなっています。
留学生の国籍別データ
次に、国籍別に留学生の数を見てみましょう。特に留学生が多いのは以下の国・地域です。
国(地域)名 | 留学生数(人) | 前年度比増減 | ||
---|---|---|---|---|
令和6年度 | 令和5年度 | 人数(人) | 増減率(%) | |
中国 | 123,485 | 115,493 | 7,992 | 6.9 |
ネパール | 64,816 | 37,878 | 26,938 | 71.1 |
ベトナム | 40,323 | 36,339 | 3,984 | 11.0 |
ミャンマー | 16,596 | 7,773 | 8,823 | 113.5 |
韓国 | 14,579 | 14,946 | ▲367 | ▲2.5 |
2024(令和6)年度外国人留学生在籍状況調査結果・令和7年4月
独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
中国は引き続き圧倒的な留学生数を誇っていますが、増加率は他の国に比べて穏やかです。
最も顕著な変化は、ネパールとミャンマーからの留学生が急増していることです。ミャンマーからの留学生は前年比で2倍以上に増加しています。この背景には、本国の経済状況や、日本での労働機会への期待があると見られます。ネパールについては、欧米に比べて学費が安いことや、アルバイトがしやすい環境が魅力となっており、技能実習制度や特定技能制度の活用も増加の要因となっています。ミャンマーの学生は日本語の習得が比較的早いとされており、日本企業からの需要も高まっています。
一方、韓国からの留学生は減少傾向にあります。これは、留学先が多様化していることや、国内の高等教育機関の選択肢が増えていることが影響していると考えられます。
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