
東京都のオンラインマスタークラス「日本語のタネ」の糸川優です。
日本の幸福度が低いという読解教材がありました。
日本人は、自分がどのぐらい幸福と感じているか、という問題です。
権力者も幸福ではないような気がする、幸福の条件ってなんだろうというディスカッションをしているグループがありました。
近くで見ていると、ある学生が「先生は僕たちを幸せにできる方法があります」と言うのです。
それは、みんなにSの評価をあげるというものでした。
けれども、同時に、その学生は、みんながSやAをもらうような授業でSをもらっても嬉しくない、価値がない、とも話していました。
努力して、Sを取る、そうしたら幸せになれるそうです。
誰かと話しているうちに自分で気づく。ディスカッションのよさだと思います。